今年も埼玉大学で講演をしてきました
会場となった全学講義棟１号館です
11月17日、埼玉大学で講演をしてきました。
今年で４回目となる講演では約130名の学生さんたちを相手に、いつものように私の就職にまつわる奇想天外な、あるいは世にも不思議な物語……って、それは少々大げさかな……（笑）をしてきました。
多くの学生さん、最初のうちは
PCに顔が向いていたのですが……
(プライバシー保護のため加工してあります）
最初のうちは「どれどれ……」という雰囲気の学生さんたちの反応でしたが、途中からは皆さん顔をあげて、真剣な表情に……。そして、いつもの最初のヤマ場、みなさん身じろぎもせず、会場がシーンと静寂に包まれます。そして、就職失敗の瞬間にさしかかると、「あぁ！」と思わず声に出して同情してくださる表情！さらに数年後の話、大どんでん返しの瞬間には「はっ」と、まさに息を呑む音が会場のあちらこちらから聞こえてきます……。
講師冥利に尽きるとも言える瞬間を何度も味わうことができました。
素晴らしい反応を見せて下さる学生さんたちに囲まれた自分は幸せです。
思えば子どもの頃から、こうしたみなさんの表情が見たくて、あるいは感じたくて、人前で、そしてマイクの前で話す仕事に就きたいと思っていたのかもしれません。
もう一つ、担当の石阪督規先生、元川ゆかり先生とも話をしたのですが、私の人生、若い時に大失敗をしたからこそ、そしてそこで一旦落ち込みはしたものの、元気を出してめげずに生きてきたからこそ、学生さんたちの共感を得ることができたのでしょう。
講演のテーマでもありますが、人生、他の人に大きな迷惑をかけさえしなければ失敗も良いものです。改めて感じた一時でした。
ちょうど雨が上がったキャンパスです
そうそう、この日は朝から土砂降り。「晴れ男」の私にしては珍しいと思っていましたが、会場に到着する頃には雨も止み、晴れ間も覗いてきました。やっぱり「晴れ男」、健在でした！